気になった内容
「常に相手に重要感を持たせること」
作者は人間の行動に関する重要な法則として、「常に相手に重要感を持たせること」を挙げています。
人間は自分が重要な存在であると自覚したいです。
そのため、相手に重要感を与えることで、人々を動かすことができると本の中で伝えています。
私自身も相手から「あなたが大事です」という言葉や雰囲気を感じると嬉しいと感じ、相手のために何かしたいと思います。
「相手に重要感を与える」というのは非常に納得感のある考え方だと思いました。
雑草も重要
「敵をつくりたければ、友に勝つが良い。味方をつくりたければ、友に勝たせるのが良い」
この言葉は、作者が紹介したフランスの哲学者ラ・ロシュフコーの言葉です。
人間は誰でも友人よりも優れている場合には重要感を持ち、その逆の場合には劣等感を持って羨望や嫉妬を起こします。
そのため、人を説得したい時は自分が優れていることを話すのではなく、相手の優れていることを聞く方が良いことを作者は述べています。
私自身も自慢話ばかりする相手にはうんざりしますし、友達に負けてばかりだと自信を失ってその人と関わりたくないと感じてしまいます。
人を説得する場合は、相手に勝たせてヨイショする接待ゴルフも重要だと思いました。
勝ちすぎは、恨みをもたれる
「人間はおもちゃに支配される」
この言葉は、作者が紹介したナポレオン一世の言葉です。肩書きや権威を与えることで、人を変えることができます。
ナポレオン一世は、自ら制定したレジョン・ドヌール勲章を1500個授与し、18人の大将に「元帥」の称号を授与し、自身の軍隊を「大陸軍」と称することで、兵士たちの士気や栄誉への意識を高め、活躍への意欲を引き出す効果がありました。
私も小学生の頃にもらった、特になんでもない記念のトロフィーを手にした際の嬉しさを覚えています。
そのため、おもちゃであっても肩書きや権威を与えることで、人を変える役割を果たすと思いました。
雑草を褒美として与える……なんか違う気がする
読んで得られたこと
「人間は他人に興味を持たない。自分にしか興味を持たない」
「人を動かす」という本において、人間は他人に興味を持たず、自分にしか興味を持たないという前提が取り上げられています。
そのため、人を動かすためには相手に重要感を与えることが非常に重要だということがこの本の中で繰り返し述べられています。
人と関わる上で、人間は自分にしか興味を持たないという前提を考え、人との関わり方において相手に重要感を与えることが大切であるという人生のヒントを、この本を通じて得ることができました。
「他人を直すより、自分を直した方が良い」
他人を変えようとすると、反発が生じたり結局変わらないという無駄が発生するリスクがあります。
そのため、自分自身を改善することで、リスクやコストを抑えることができます。
本の中でも、「人を責めたり、文句を言っても相手は変わらない」と述べています。
こうしたことから、他人を変えるのではなく自分を変える方が効果的であることがこの本を通じて得ることができました。
オススメ度
この本のおすすめ度は…星5つです。
★★★★★
この本は、人との関わりにおいてバイブルとなるような本だと言えます。
コミュニケーションや人間関係に困った時、この本を手に取ることで解決の手助けになると思います。
私が読んだ本の中で、5本の指に入るほどの優れた本であり、星5つの評価にふさわしいと思いました。
結論
何の本を読むべきか迷った際には、とりあえず「人を動かす」をオススメします。
私自身も、この本から得た知識を実践し、人間関係を良好に保つよう努めています。
もし、このブログを見て興味を持ち、この本を読んでみたいと思っていただけるなら幸いです。
「人を動かす」最高!