みなさん、『歴史』と言ったら何を思い浮かべますか。
「学校で歴史を暗記するのが大変だった」「歴史を勉強する意味がわからない」と思っていた人もいるかもしれません。
そんな今回は、「歴史について考えさせられる5つの名言」を紹介していきたいと思います。
新たな雑草を目指してLets Go!
「古代中国では、政権が変わると『歴史』が編纂し直され、都合の悪い歴史が削除されて、新たに作られた『歴史』に差し替えられてきた」
この言葉は、中国の歴代王朝が自分達の正当性を示すために行われてきた風習を指しています。
『歴史は勝った人間によって都合よく編集される』とよく言われますが、政権が変わるごとに毎回行われきたことから、国民に自分たちが権力を持つ正当性を証明することを重要視していたことがわかります。
私たちが今学んでいる『歴史』も、権力者にとって都合の良い『歴史』なのかもしれません。
勝てば官軍、負ければ賊軍
「歴史は韻を踏むものだ」
この言葉は、歴史は全く同じ出来事は起きないが、それに似た出来事が起きることを示しています。
歴史を学ぶことは、過去を知るだけではなく、これから先に起きる未来の出来事を備えるためにもなると言えます。
アレ、この前こんなことあった気がする。デジャブを感じる……
「歴史というのは複雑であって単純化できるものではない。正しい悪いという極端な考え方が間違っている」
歴史は何十もの層の束になっているものであり、視点を変えるだけ大きく変わるのが歴史というものです。
そのため、歴史は多面的な視点で捉える必要があることをこの言葉は示しています。
ちょっとしたことで歴史は対立を引き起こす原因になるため、慎重に見る必要があると言えます。
見方によって、歴史が変わる
「同じ危機は二度と起きない。しかし、危機は形を変えて、またやってくる」
この言葉は、先ほど紹介した「歴史は韻を踏むものだ」と同じ意味で、全く同じ危機は起きないが、それに似た危機が起きることを示しています。
具体的に言うと、世界恐慌という金融危機が起きた後も、100年後にリーマンショックという金融危機が起きました。
これは、危機は形を変えて、またやってくることを示しています。
危機が起きた時、それは新たな危機に備えるための準備になると言えます。
喉元過ぎれば熱さを忘れる
「1つの民族を滅亡させたいなら、まずその民族の文化を崩壊させる。その文化を崩壊させるため、まずその民族の言葉を消滅させる」
この言葉は、『言葉』の重要性を理解することができます。
歴史に言葉がなくなれば、歴史そのものが消えてしまいます。
そのため、『言葉』がなくなることは、未来に過去を伝える方法がなくなる恐ろしい出来事だと言えます。
言葉があることで文化ができ、そして民族が生まれる