スポンサーリンク

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』の要約と感想

自分の小さな箱から脱出する方法のタイトルと猫 書籍レビュー

みなさん、「箱」と言ったら何を思い浮かべますか。

ティッシュの箱やダンボールを思い浮かべるかもしれません。

ちなみに、私は「箱」と聞いて思い浮かぶのは、シュレーディンガーの猫で使われた箱を思い出しますね。

まぁそんな余談は置いておいて、今回はアービンジャー・インスティチュートさんが執筆した『自分の小さな「箱」から脱出する方法』という本を紹介していきます。

考える雑草
考える雑草

新たな雑草を目指してLets Go!

自分の小さな「箱」から脱出する方法の書籍
スポンサーリンク

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』の要約

「箱」の中に入るとは何か?そして、何故「箱」に入ってしまうのか?

この本は、「箱」というキーワードを軸に物語が進行しています。

箱」の中に入るとは、自己欺瞞という状態に陥っていることを指しています。

自己欺瞞の状態になると自己中心的な思考が引き起こされ、人間関係に多くの問題をもたらすことが本書では詳しく説明されています。

この「箱」の中に閉じこもる心理の背景には、他人のために行動すべきと感じながらもその気持ちを無視することが、自己への裏切りとなってしまうことが原因として取り上げられています。

考える雑草
考える雑草

自分への裏切りが「箱」への入口

「箱」の中にいる問題点

箱」の中にいると、人間関係において問題が多く発生させます

その根本的な原因として、自己評価の過剰他者評価の過少が挙げられます。

同時に、自身の状況を否定的に感じることも問題の原因となります。

こうした思考パターンが、円滑なコミュニケーションを阻害し、結果的に人間関係に悪影響を及ぼすことが、本書で詳しく説明されています。

考える雑草
考える雑草

「箱」の中は、問題だらけ

「箱」の中から出るのが難しい理由

「箱」の中では、自分自身のことばかりを考えるため、視野が狭まっています

それによって、自分の問題点に気づくことが難しくなっています

このことが原因で、「箱」の中から出るという問題を解決することが難しくなってしまいます。

考える雑草
考える雑草

「箱」は負のループを生み出す

「箱」の中から脱出する方法

「箱」からの脱出する方法は、「自分がその箱の中にいることを自覚する」ことです。

本文では、自分が「箱」の中に存在することを認識し、自身の意見や判断に疑問を抱き、反省することが重要と強調されています。

反省の過程を通じて、他人を尊重する思いやりの感情が芽生えます。

この思いやりが成長することで、自己欺瞞が減少し、自分自身に対する誠実さが増します。

こうした理由から、自身が「箱」の中にいることを自覚し、思いやりをもって他人との対話に臨むことで、「箱」からの脱出が可能とされています。

考える雑草
考える雑草

「箱」にいると自覚し、相手への尊重を忘れない

気になった内容

「『箱』の中にいると、それは細菌のように他の人に感染させる」

この文章は、「箱」の中にいることの問題点を強調しています。

自分が「箱」の中に居続けると、それを他の人も「箱」の中に引き込むことになることを伝えています。

このことからも、まず自分自身が「箱」の中から出ることが重要であるとことがわかります。

考える雑草
考える雑草

「箱」の中にいることが、問題の根本

読んで得られたこと

「他責思考から自責思考へ」

この本では、人を責める前に自分に問題点がないか考えることの重要性を伝えています。

自分が悪くない、相手が悪いと考えるのは楽で、嫌な思いを回避することができます。

しかし、根本的な人間関係の問題を解決するためには、自分に何か悪いことがなかったかを意識することが重要だと言えます。

「思いやりの重要性」

相手のために何かしようと思った時に、その気持ちを無視することで「箱」の中に入ってしまうと、この本では述べられています。

そのため、思いやりの気持ちを抱いた際には、すぐに実行することで「箱」の中に入らないようにすることが重要であると言えます。

オススメ度

この本のおすすめ度は…星2つです。

★★☆☆☆

この本は物語風に書かれており、非常に読みやすい作品となっています。

しかしながら、内容は一般的であり、私自身は新しい知識を得ることができませんでした。

そのため、星2つの評価とさせていただきました。

結論


今の自分ではダメだと感じながら、どのように変えれば良いかが分からない人にとって、この本は非常にオススメできる一冊です

一方、私にはあまり読んで得るものがなかったため、おすすめ度は低くなっていますが、読みやすく基本を捉え直す上では最適な本だと言えます。

もし、このブログを見てこの本に興味を持っていただけたら幸いです。

考える雑草
考える雑草

最初の一歩を変える本を求めて、本の旅を続けよう