みなさん、『チーズ』は好きですか?
『チェダーチーズ』や『モッツァレラチーズ』など様々な種類のチーズが多くあると思います。
そんな今回は、美味しいチーズを迷路で探す小人とネズミの話として、スペンサー・ジョンソンさんが書いた『チーズはどこへ消えた?』という本を読んで考察してみることにしました。
新たな雑草を目指してLets Go!
『チーズはどこへ消えた?』のあらすじ
2人の小人と2匹のネズミ
とある遠い国に、小人のヘムとホー、そしてネズミのスニッフとスカリーが、迷路の中で食料を求めてチーズを探し回っていました。
ある日、迷路の中にあるチーズステーションCという場所で、豊富な量のチーズを発見します。
そこから彼らは毎日チーズを食べて楽しく暮らすようになりました。
チーズがなくなる
ある日、突然チーズがなくなってしまいました。それに対して、小人とネズミには行動の違いが存在していました。
ネズミ達はすぐさま新しいチーズを探しに飛び出しました。
対して、小人達は不満を漏らし、他の誰かを非難し、現実を受け入れることを拒否しました。
チーズステーションCから動かず、理由を探ることだけに力を注ぎました。
冒険に出る小人とその場に残る小人
時間が経ち、小人のホーはチーズが手に入らない日々が続く中で、とうとう新しいチーズを探すために、チーズステーションCから離れることを決意します。
ヘムはこのまま待ち続けるべきだと主張します。
もちろん、ホーは行動しても何も変わらないのではないかという不安は感じていました。
しかし、チーズを見つけている自分を思い描いたとき、「最終的にはチーズは見つかるに違いない」という考えから勇気が湧きました。
そのため、ホーは1人で迷路にチーズを探しに行くことを決意しました。
彼はこの一人の旅の中で多くのことを学びました。
多くの知識を得た後、ホーは再び大量のチーズを見つけることができました。
気になったポイント
「もし恐怖がなかったら何をするだろうか?」
恐怖は、危険を避けたりするために役立つこともあります。
しかし、恐怖のあまり何も行動できなくなってしまうというデメリットも存在します。
そのため、恐怖がなかったらと想像することで、恐怖で気づかなかった行動することのメリットや冷静に考えるとそこまで怖くなかったことを自覚することができます。
何も恐れる必要ない
自分が変わらなければ好転しない
変化が起きることは、自然のことです。
そのため、変化を恐れて現実にとどまっていても、自分の望む方向には進むことはできないのです。
雑草も変化し続ける
大半の恐怖は考えすぎ
人が恐れている事態は、実際に想像するほど悪くないのです。
そのため、自分の心に作り上げている恐怖の方が、現実よりずっとひどいのです。
行動する前に恐怖が思いついたら、自分の考えすぎだと言い聞かせることも重要だと言えます。
もっと気楽に行動しよう
読んで得られたこと
「現状維持は愚か者」
この本に登場する小人のヘムは、チーズは戻ってくると考え、変化を恐れて行動しませんでした。
一方、ホーは変化を受け入れる決意をしたことでチーズを手に入れることができました。
このことから、少しでも良い方向に向けて行動して変化しなければ、結末は破滅であることを、この本では示しています。
「早く行動することが成功の道」
この本に登場するネズミたちは、すぐに行動することで小人のホーよりも早くチーズを手に入れていました。
そのため、変化を恐れて行動が遅れてしまうと、自分が得られる利益は少なくなってしまいます。
この本では、早く行動することが重要であることを伝えています。
「人が想像するより、実際はそこまで悪くない」
この本に登場する小人のホーは、チーズを探して迷路に出た後に、行動して変化することを過度に恐れすぎていたことに気づきました。
このことから、私たち人間は不安や恐怖について過度に考えすぎてしまうことが、この本から理解できます。
オススメ度
この本のおすすめ度は…星5つです。
★★★★★
この本は、内容が簡潔であり、物語風に書かれているため、非常にわかりやすい一冊になっています。
特に『なかなか行動できない』ことに悩んでいる人には、この本が非常におすすめできます。
私自身も、この本を読んで参考になることが多くあり、星5つの評価をつけさせていただきました。
結論
この本で、書かれている『行動』に対する考え方は、とても参考になります。
特に、「人間は変化することに過度に恐れすぎていて、行動できない」という説明はとても納得感があると思いました。
もしこのブログを見て、この本に興味を持っていただけたら幸いです。
恐怖を乗り越えれば、楽しくなる